行者ニンニクの名前の由来
充実様です。
今回も行者にんにくについて
紹介していきたいと思います。
今回のテーマは
行者にんにくの名前の由来について。
何故、行者ニンニクと呼ばれるのでしょうか?
それは、山にこもる修験道の行者が
食べたことからとか、
逆に行者にんにくを食べると滋養がつきすぎて
修行にならなくなるので、
食べることを禁じられたからとも
言われています。
行者にんにくは色々な別名がありますが、
アイヌ語における呼び名はキト(kito)、
またはプクサ(pukusa)と言われています。
「キトピロ」をアイヌ語として
紹介している文献・サイトもありますが、
信頼できる文献で、キトピロを正式なアイヌ語として
紹介している文献はありません。
キトビロのキトはアイヌ語起源と思われていますが、
ビロは、日本語の「ひる(蒜=ネギ・ニラ類を
指す古語)」がなまったものと思われます。
古くは「あららぎ」と呼ばれたとされますが、
この言葉は一般的にはノビルを指すと解釈されます。
なぜなら行者にんにくは本州では山深くにしか育たないため、
昔の日本人にとっては、
里に生えるノビルのほうが
ずっと親しみのある食材だったかと思われます。