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行者にんにくの食べ方・利用の仕方

2011年8月4日基本情報・雑学

こんにちは。
Hiro先生です。

今回も行者にんにくについて
語っていきたいと思います。

今回のテーマは
行者にんにくの食べ方・利用の仕方について。

行者にんにくは、
北海道の道東エリアでは、
大体4月末から5月中旬頃まで収穫できる山菜です。

葉っぱから茎までを主に食用として用います。

行者にんにくの食べ方は、
しょうゆ漬けにして長期保存したり、

酢の物やおひたし、ギョウザ、卵焼きに
混ぜて食べてもおいしいです。

行者にんにくの茎の太さが 1cm程度で
まだ葉の開かない状態のものが、
味、香り共に濃く珍重され、
料亭やホテルなどで特に好まれる規格になります。

しかしながら
このクラスの行者ニンニクは
非常に貴重で10年以上かけないと
このくらい太くなりませんので
スーパーなどの市場には滅多に出回りません。

ちなみに軟白栽培したものも人気があります。

行者にんにくの栄養は、おなじみのニンニクよりも
アリシンが豊富に含んでおり、
抗菌作用やビタミンB1活性を持続させる効果があります。

さらに血小板凝集阻害活性のあるチオエーテル類も含んでいるため、
血圧の安定、視力の衰えを抑制するはたらきがあります。

なのでガンにも良いとか
肥満、成人病にも良いとも言われ
健康のためにも接種されている方が多いですし
健康食品にて販売されていたりします。

ニンニクの成分に近いためか、
食べたときの風味もニンニクに近く
独特の臭いを持ち、
食べた後はかなり強い口臭を生じることがあります。

そのため、デート前に食べるのは
やめておいた方が良いです。

昔はお風呂の水が白く濁り
家中が臭くなるほど行者にんにくの匂いが
強烈でしたが
現在の行者にんにくは、
環境の変化によるものなのか
天然の行者ニンニクであっても
昔ほどの強烈な匂いはなくなってますので
そこまで気を付けなくても大丈夫かもしれません。

アイヌ民族は春先に行者にんにくを大量に収穫して、
乾燥保存して一年間利用していました。

オハウ(汁物)の具にしたり、
ラタシケプ(和え物)に調理して食べていました。

さらにその独特の匂いは魔物を祓う力があるとされ、
天然痘などの伝染病が流行した際は、
村の入り口に掲げ、病魔の退散を願ったとされます。

このように儀式的要素ではありましたが
実はにんにくも匂いがあるからこそ健康に良い
その臭さが免疫強化につながると言われておりますので
行者にんにくも同様にその匂いによって
免疫力があがりそういった伝染病にかかりにくくするといった作用があると
もしかすると儀式を通して伝承していたのかもしれません。

西洋の吸血鬼がニンニクを忌み嫌う逸話と
相通じるものがあり、興味深いですよね。

病気も悪魔も
実は同じような特性があるのかもしれませんね。

西洋でもラムソン(ワイルドガーリック
又はベアラウフ・熊ネギ)と呼ばれる野生種の
植物を食べる習慣があり、形や香りがよく似ていることから、
これらを行者にんにくとして紹介されているケースもあります。

しかし、ラムソンズの学名は Allium ursinum で、
行者にんにくと同じくネギ科ネギ属の植物だが
別種なので、間違わないように気を付けてください。

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