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暦(こよみ)を知る、まとめてみた

2024年2月10日雑学

時間は有限である。

暦は先人たちが紡いできた歴史がある。

暦を知ることで人生を豊かに過ごせます。
ということで、暦についてまとめておきたいと思います。

目次

太陽暦

太陽をもとにした暦。
つまり、地球が太陽の周りをまわる周期を基準に作られた暦です。

太陰暦

月の満ち欠けをもとにした暦で、最古の暦。

月が全く見えなくなる新月から次の新月までを1ヶ月(29日または30日)とし、12ヶ月で1年。

太陰暦の場合、1年が354日のため、1年で11日ずつ誤差が生じる。

この誤差を解消したのが太陰太陽暦

太陰太陽暦

太陰暦をもとに太陽の動きを加味した暦

太陰暦の誤差を解消するため、閏(うるう)月を加え、暦を調整。
太陰暦19年の間に閏月を7回入れることで、ほぼ誤差がなくなる。

また、月の観測から、新月、上弦、満月、下弦の4つの形が
それぞれ約7日ごとに変化することを基準に、七曜制が取り入れられている。

グレゴリオ暦(太陽暦、欧暦、新暦)

1年=365日

グレゴリオ暦では、西暦年数が4の倍数のときは閏年(うるう年)とし、
それ以外は平年とします。

ただし、100の倍数の年で100で割った商が4の倍数でないときは閏年としません。

新暦(太陽暦)

明治改暦により採用された。
旧暦の日にちのズレを修正するため、
1872年(明治5年)の12月3日を明示6年の1月1日とする改暦の元、
現在に至る。

旧暦(太陰太陽暦(天保壬寅暦))

自然界のリズムをシンプルに感じることが出来る。

月の満ち欠け(朔望(さくぼう))

天文学では、月齢という。

平均周期は29.53059日

月の満ち欠けは、体調にも影響を与えるとのことで
月の満ち欠けを意識されている方が多いです。

満月、新月の日は、事故の危険日
半月の日は、事故に注意日

と言われます。

満月の日には、犯罪なども起こりやすいとされます。

六曜

中国より伝来した暦註。6星を旧暦に定めた日に配し、順次循環させ、それぞれに当たる日の吉凶を占う。

先勝

「先手必勝」つまり「先んずれば勝つ」

先勝の日は何事も早めに済ませることが重要。
良い運勢は午前中(14時まで)のみ。

基準日:1月、7月の1日

友引

「共に引き分け」
良い意味でも悪い意味でも友を導く日

葬式を執り行うのは避け、結婚式や入籍など、おめでたい行事は歓迎される日。

午前中や夜は吉、丑の刻である11時~13時は凶。

基準日:2月、8月の1日

先負

「先んずれば負ける」

できればこの日に大切なことをするのは避け、心を穏やかにゆったりと過ごすのが良いです。

14時以降に凶から吉に転じる。

基準日:3月、9月の1日

仏滅

最も凶日。

「虚亡」と呼ばれていた時代を経て「物滅」に変わり、現在の「仏滅」になった。

「尊い仏をも滅ぼす」という意味。

葬式や法事は構わない。

基準日:4月、10月の1日

大安

最も吉日。

1日を通し万事において良い運勢を期待できる。

特に婚礼に良い日。

基準日:5月、11月の1日

赤口

陰陽道での「赤口神」のもとにいる八鬼の鬼神「赤舌神」に由来。

赤舌神は、人々や生き物を苦しめる極悪の神とされていることから、お祝い事などは避けた方が良い。

火や刃物の取り扱いに注意。

丑の刻である11時~13時は吉。

基準日:6月、12月の1日

二十四節季

旧暦を使用していた時代に、季節感を表すため、1年を24等分し目安を知るために名称を与えたもの。

一年は「立春」から始まり、各節気は約15日間。

現在でも天候によって左右される農作業の指針として使われることがあるようです。

立春(りっしゅん)

寒さも峠を越え、春になる時
月:正月節 太陽黄経:315゜
新暦の日付:2月4日頃

雨水(うすい)

陽気がよくなり、雪や氷が解け、雪が雨に変わる
月:正月中 太陽黄経:330゜
新暦の日付:2月19日頃

啓蟄(けいちつ)

地中の虫が目覚め動き出す
月:二月節 太陽黄経:345゜
新暦の日付:3月5日頃

春分(しゅんぶん)

太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる。
春の中間点
月:二月中 太陽黄経:0゜
新暦の日付:3月21日頃

清明(せいめい)

万物が清く明るく生き生きと見える
月:三月節 太陽黄経:15゜
新暦の日付:4月5日頃

穀雨(こくう)

穀物を潤す春雨が降る
月:三月中 太陽黄経:30゜
新暦の日付:4月20日頃

立夏(りっか)

夏の気配が感じられる時
月:四月節 太陽黄経:45゜
新暦の日付:5月5日頃

小満(しょうまん)

気温、湿度が高まり、草木が茂る
月:四月中 太陽黄経:60゜
新暦の日付:5月21日頃

芒種(ぼうしゅ)

麦を刈り、稲を植える
月:五月節 太陽黄経:75゜
新暦の日付:6月6日頃

夏至(げし)

立夏から始まる夏の中間点
昼の長さが最も長くなる
月:五月中 太陽黄経:90゜
新暦の日付:6月21日頃

小暑(しょうしょ)

本格的に暑くなりだす
梅雨のあけるころ
月:六月節 太陽黄経:105゜
新暦の日付:7月7日頃

大暑(たいしょ)

暑さのピーク
月:六月中 太陽黄経:120゜
新暦の日付:7月23日頃

立秋(りっしゅう)

秋になる時
月:七月節 太陽黄経:135゜
新暦の日付:8月8日頃

処暑(しょしょ)

暑さがおさまる時期
月:七月中 太陽黄経:150゜
新暦の日付:8月23日頃

白露(はくろ)

秋めいて、白露が草に宿る
月:八月節 太陽黄経:165゜
新暦の日付:9月8日頃

秋分(しゅうぶん)

立秋から始まる秋の中間点
秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる時。
月:八月中 太陽黄経:180゜
新暦の日付:9月23日頃

寒露(かんろ)

秋が深まり、野草に冷たい露を結ぶ
月:九月節 太陽黄経:195゜
新暦の日付:10月8日頃

霜降(そうこう)

霜が降りだすころ
月:九月中 太陽黄経:210゜
新暦の日付:10月24日頃

立冬(りっとう)

冬になる時
月:十月節 太陽黄経:225゜
新暦の日付:11月7日頃

小雪(しょうせつ)

寒くなって、雨から雪になる
月:十月中 太陽黄経:240゜
新暦の日付:11月22日頃

大雪(たいせつ)

本格的に雪が降り、積もってくる
月:十一月節 太陽黄経:255゜
新暦の日付:12月7日頃

冬至(とうじ)

立冬から始まる冬の中間点
昼が一年で最も短くなる
月:十一月中 太陽黄経:270゜
新暦の日付:12月21日頃

小寒(しょうかん)

本格的に寒くなりはじめる
月:十二月節 太陽黄経:285゜
新暦の日付:1月5日頃

大寒(だいかん)

寒さが最も嚴しくなる
月:十二月中 太陽黄経:300゜
新暦の日付:1月21日頃

雑節

季節の移り変わりの目安となるもの。
二十四節気を補う意味合いを持っている。

雑節は、生活や農作業に照らし合わせてつくられており、古くから日本人の生活の中に溶け込んでいます。

社日(しゃにち)

春分、秋分に最も近い戊(つちのえ)の日で、1年に2回あります。
春には豊年を祈り、秋には成熟を祝う行事をそれぞれ行います。

節分(せつぶん)

元々は、季節の分かれめのことで、四季にありましたが、後に春だけについていわれるようになりました。
立春の前日のことで、邪気を払う行事が行われます。

彼岸(ひがん)

春分と秋分の前後の3日ずつの計7日のこと。
初日を彼岸の入り、当日を中日(ちゅうにち)、終日を明けと呼びます。

土用(どよう)

立春、立夏、立秋、立冬の前18日間。
この期間は、土公神(どくじん)が支配するといわれ、
土を犯すことは忌むべきこととされてきました。

最近では夏の土用だけを指すことが多い。

太陽黄経:27°、 117°、 207°、 297°

八十八夜(はちじゅうはちや)

立春から数えて88日目を言います。
霜が降りることが少なくなる頃で、種まきの目安の日。

入梅(にゅうばい)

二十四節気のうち、芒種の後の壬(みずのえ)の日。
梅雨はそこから31日間とされます。

太陽黄経:80°

半夏生(はんげしょう)

天より毒気を下す日といいます。
夏至より10日後とされる。

太陽黄経:100°

二百十日(にひゃくとおか)

立春から数えて210日目の日。
必ず暴風雨があるとされます。

二百ニ十日(にひゃくはつか)

立春から数えて220日目の日。
二百十日と同じ意味を持ちます。

七十二候

二十四節気のそれぞれをさらに3等分して、季節の風物を表したもの。
一気を初候・次候・末候の三候に分ける。

二十四節「気」と七十二「候」をあわせて「気候」となる。

およそ5日間区切りで、その時節によく見られる自然現象が名称となっています。

日本の気候風土に合うように何度も改訂されいます。

立春:二十四節気

東風解凍(はるかぜこおりをとく):初候 2/4~8頃

東風(春の風)が厚い氷を解かし始める

黄鶯睍睆(うぐいすなく):次候 2/9~13頃

鶯が山里で鳴き始める

魚上氷(うおこおりをいずる):末候 2/14~18頃

割れた氷の間から魚が飛び出る

雨水:二十四節気

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる):初候 2/19~23頃

雨が降って土が湿り気を含む

霞始靆(かすみはじめてたなびく):次候 2/24~28頃

霞がたなびき始める

草木萌動(そうもくめばえいずる):末候 3/1~5頃

草木が芽吹き始める

啓蟄:二十四節気

蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく):初候 3/6~10頃

冬籠りの虫が出て来る

桃始笑(ももはじめてさく):次候 3/11~15頃

桃の花が咲き始める

菜虫化蝶(なむしちょうとなる):末候 3/16~20頃

青虫が羽化して紋白蝶(もんしろちょう)になる

春分:二十四節気

雀始巣(すずめはじめてすくう):初候 3/21~25頃

雀が巣をつくり始める

桜始開(さくらはじめてひらく):次候 3/26~30頃

桜の花が咲き始める

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす):末候 3/31~4/4頃

遠くで春の雷の音がし始める

清明:二十四節気

玄鳥至(つばめきたる):初候 4/5~9頃

燕(つばめ)が南からやって来る

鴻雁北(こうがんきたへかえる):次候 4/10~14頃

雁(がん)が北へ渡り去っていく

虹始見(にじはじめてあらわる):末候 4/15~19頃

雨の後に鮮やかな虹が出始める

穀雨:二十四節気

葭始生(あしはじめてしょうず):初候 4/20~24頃

葦(あし)が芽を吹き始める

霜止出苗(しもやんでなえいづる):次候 4/25~29頃

霜が終り稲の苗が生長する

牡丹華(ぼたんはなさく):末候 4/30~5/4頃

牡丹の花が咲く

立夏:二十四節気

蛙始鳴(かわずはじめてなく):初候 5/5~9頃

蛙が鳴き始める

蚯蚓出(みみずいづる):次候 5/10~14頃

蚯蚓(みみず)が地上に這出る

竹笋生(たけのこしょうず):末候 5/15~20頃

筍が生えて来る

小満:二十四節気

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):初候 5/21~25頃

蚕(かいこ)が桑を盛んに食べ始める

紅花栄(べにばなさかう):次候 5/26~30頃

紅花が盛んに咲く

麦秋至(むぎのときいたる):末候 5/31~6/5頃

麦が熟し麦秋となる。畑が黄金色になる。

芒種:二十四節気

螳螂生(かまきりしょうず):初候 6/6~10頃

螳螂(かまきり)が生まれ出る

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる):次候 6/11~15頃

腐った草が蒸れ、蛍が現れる

梅子黄(うめのみきばむ):末候 6/16~20頃

梅の実が黄ばんで熟す

夏至:二十四節気

乃東枯(なつかれくさかるる):初候 6/21~26頃

夏枯草(かこそう)、別名ウツボグサが枯れはじめる

菖蒲華(あやめはなさく):次候 6/27~7/1頃

あやめの花が咲く

半夏生(はんげしょうず):末候 7/2~6頃

烏柄杓(カラスビシャク)、別名半夏(はんげ)が生える

小暑:二十四節気

温風至(あつかぜいたる):初候 7/7~11頃

暖い風が吹きはじめる

蓮始開(はすはじめてひらく):次候 7/12~16頃

蓮の花が開き始める

鷹乃学習(たかすなわちわざをなす):末候 7/17~22頃

今年生まれた鷹の幼鳥が飛ぶ練習を始める

大暑:二十四節気

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ):初候 7/23~27頃

桐の花が(来年の)蕾をつける

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし):次候 7/28~8/1頃

土が湿って蒸暑くなる

大雨時行(たいうときどきにふる):末候 8/2~6頃

時として大雨が降る

立秋:二十四節気

涼風至(すづかぜいたる):初候 8/7~12頃

涼しい風が立ち始める

寒蝉鳴(ひぐらしなく):次候 8/13~17頃

蜩(ひぐらし)が鳴き始める

蒙霧升降(ふかききりまとう):末候 8/18~22頃

深い霧が立ち込め始める

処暑:二十四節気

綿柎開(わたのはなしべひらく):初候 8/23~27頃

綿を包む萼(がく)が開く

天地始粛(てんちはじめてさむし):次候 8/28~9/1頃

ようやく暑さが鎮まる

禾乃登(こくものすなわちみのる):末候 9/2~7頃

稲(穀物)が実る

白露:二十四節気

草露白(くさのつゆしろし):初候 9/8~12頃

草に降りた露が白く光る

鶺鴒鳴(せきれいなく):次候 9/13~17頃

鶺鴒(せきれい)が鳴き始める

玄鳥去(つばめさる):末候 9/18~22頃

燕が南へ帰って行く

秋分:二十四節気

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ):初候 9/23~27頃

雷が鳴り響かなくなる

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ):次候 9/28~10/2頃

虫が土中に掘った穴をふさぐ。越冬に入る。

水始涸(みずはじめてかる):末候 10/3~7頃

田畑の水を干し始める

寒露:二十四節気

鴻雁来(こうがんきたる):初候 10/8~12頃

雁(がん)が飛来し始める

菊花開(きくのはなひらく):次候 10/13~17頃

菊の花が咲く

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり):末候 10/18~22頃

蟋蟀(きりぎりす)が戸の辺りで鳴く

霜降:二十四節気

霜始降(しもはじめてふる):初候 10/23~27頃

霜が降り始める

霎時施(こさめときどきふる):次候 10/28~11/1頃

小雨がしとしと降る

楓蔦黄(もみじつたきばむ):末候 11/2~6頃

もみじや蔦(つた)が紅葉しはじめる

立冬:二十四節気

山茶始開(つばきはじめてひらく):初候 11/7~11頃

山茶花(サザンカ)が咲き始める

地始凍(ちはじめてこおる):次候 11/12~/16頃

大地が凍り始める

金盞香(きんせんかさく):末候 11/17~21頃

水仙の花が咲く

小雪:二十四節気

虹蔵不見(にじかくれてみえず):初候 11/22~27頃

虹が現れなくなる

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう):次候 11/28~12/2頃

北風が木の葉を払い除ける

橘始黄(たちばなはじめてきばむ):末候 12/3~6頃

橘(たちばな)の実が黄色くなり始める

大雪:二十四節気

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる):初候 12/7~11頃

天地の気が塞がって真冬となる

熊蟄穴(くまあなにこもる):次候 12/12~15頃

熊が冬眠のために穴にこもる

鱖魚群(さけのうおむらがる):末候 12/16~21頃

鮭が群がり川を上る

冬至:二十四節気

乃東生(なつかれくさしょうず):初候 12/22~26頃

夏枯草(ウツボグサの花穂)が芽を出す

麋角解(おおしかのつのおつる):次候 12/27~31頃

大鹿が角を落とす

雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる):末候 1/1~5頃

雪の下で麦が芽を出す

小寒:二十四節気

芹乃栄(せりすなわちさかう):初候 1/6~9頃

芹がよく生育する

水泉動(しみずあたたかをふくむ):次候 1/10~14頃

地中で凍った泉が動き始める

雉始雊(きじはじめてなく):末候 1/15~19頃

雄の雉が鳴き始める

大寒:二十四節気

款冬華(ふきのはなさく):初候 1/20~24頃

蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す

水沢腹堅(さわみずこおりつめる):次候 1/25~29頃

沢に氷が厚く張りつめる

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく):末候 1/30~2/3頃

鶏が卵を産み始める

和風月名(わふうげつめい)

和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがあります。

現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります。

睦月(むつき)=1月(旧暦)

正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。
「生月(うむつき)」が転じたという説もあります。

如月(きさらぎ)=2月(旧暦)

衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。

弥生(やよい)=3月(旧暦)

木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。

卯月(うづき)=4月(旧暦)

卯(ウツギ)の花の月。
田植えをするから「植月(うづき)」という説もあります。

皐月(さつき)=5月(旧暦)

早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。
「皐」という字には水田という意味があります。

水無月(みなづき、みなつき)=6月(旧暦)

水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。
また、旧暦の6月は梅雨明け後で夏の盛りであることから、水が涸れて無くなる月であるという説もあります。

文月(ふみづき、ふづき)=7月(旧暦)

稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)。
短冊に歌や字を書く七夕の行事から「文披月(ふみひろげづき)」とも言われます。

葉月(はづき、はつき)=8月(旧暦)

木々の葉落ち月(はおちづき)。

長月(ながつき、ながづき)=9月(旧暦)

夜長月(よながづき)。
また、秋の長雨の「長雨月(ながめづき)」、稲穂が実る「穂長月(ほながづき)」からという説もあります。

神無月(かんなづき)=10月(旧暦)

神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。
全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。
神々が集まる出雲の国では「神在月(かみありつき)」といいます。

霜月(しもつき)=11月(旧暦)

霜の降る月。

師走(しわす)=12月(旧暦)

師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。
12月は僧(師)を迎えてお経を読んでもらう月でした。

ヒンドゥー暦(太陰太陽暦)

インドの太陰太陽暦では、太陽の黄道上の位置をもとに決められる太陽月(ラーシ)と、朔望月をもとに決められる太陰月(マーサ)・太陰日(ティティ)を使用する。

Saka Samvat

インドの国暦で、太陰太陽暦。
バリ島やジャワ島など、インド亜大陸の様々な国でも使われており、フィリピンなどのインド亜大陸以外の場所にも存在します。

365日を12か月に分割したもの。

Chhaitra3月21日-4月20日
Vaishakha4月21日-5月21日
Jyeshtha5月22日-6月21日
Ashadha6月22日-7月22日
Shravana7月23日-8月22日
Bhaadra8月22日-9月22日
Ashwin9月23日-10月22日
Kartika10月23日-11月21日
Agrahayana11月22日-12月21日
Pausha12月22日-1月20日
Magha1月21日-2月19日
Phalguna2月20日-3月20日または21日

Vikram Samvat

インドの北部地域と西部地域,および亜大陸の他の国々で使用されている太陰暦。
暦年はわずか354日で,太陽年度より約11日短くなっています。

その差を埋めるために、3年目ごとに太陰月が追加されます。
この月はAdhikと呼ばれており、年のうちでより縁起の良い月とされています。

特にこの暦は、ヒンドゥー教に基づいた吉日を記録するために使われます。

Baishakh4月-5月
Jestha5月-6月
Ashadh6月-7月
Shrawan7月-8月
Bhadra8月-9月
Ashwin9月-10月
Kartik10月-11月
Mangsir11月-12月
Poush12月-1月
Magh1月-2月
Falgun2月-3月
Chaitra3月-4月

マヤ暦

マヤ歴は、先コロンブス期のメソアメリカ、及びグアテマラの高地やメキシコの一部の中央アメリカ各地の文明地域(マヤ文明)で使用されていました。

マヤには19種類の暦があったといわれています。

1年を365日とする太陽暦で、1か月を20日、1年を18か月とし、残る5日を厄日としています。

ツォルキン暦

20の日と13の係数の独立した周期を組み合わせ、ツォルキンという260日周期で循環します。
神聖暦あるいは儀式暦などとも呼ばれます。

20の日

1.イミシュ(Imix)
2.イック(Ik’)
3.アクバル(Ak’b’al)
4.カン(K’an)
5.チクチャン(Chikchan)
6.キミ(Kimi)
7.マニク(Manik’)
8.ラマト(Lamat)
9.ムルク(Muluk)
10.オック(Ok)
11.チュエン(Chuwen)
12.エブ(Eb’)
13.ベン(B’en)
14.イシュ(Ix)
15.メン(Men)
16.キッブ(K’ib’)
17.カーバン(Kab’an)
18.エツナブ(Etz’nab’)
19.カワク(Kawak)
20.アハウ(Ajaw)

ハアブ暦

365日を一周期とする暦。0から19まで、または1から20までの日が1か月となる18の「月」と、名前を持たず不吉だとされる5日間(ワイェブ(Wayeb))で構成されています。

ハアブには閏年はなく、季節と月日は年々ずれていく。

18の「月」

1.ポプ(Pop)
2.ウオ(Wo)
3.シプ(Sip)
4.ソッツ(Sotz’)
5.セック(Sek)
6.シュル(Xul)
7.ヤシュキン(Yaxk’in)
8.モル(Mol)
9.チェン(Ch’en)
10.ヤシュ(Yax)
11.サック(Sak)
12.ケフ(Keh)
13.マック(Mak)
14.カンキン(K’ank’in)
15.ムアン(Muwan)
16.パシュ(Pax)
17.カヤブ(K’ayab)
18.クムク(Kumk’u)
19.ワイェブ(Wayeb)※不吉な日。5日間しかない閏月

カレンダー・ラウンド(rueda calendárica)

メソアメリカの暦の周期で、260日の祭祀暦と365日の太陽暦の組み合わせ。
約52年で一周する。

長期暦

メソアメリカ文明でおそくとも紀元前1世紀頃から使用されはじめた暦。
周期が非常に長いため、実質上循環しない暦として利用できる。

碑文に長期暦が記されている場合には、その絶対年代を知ることができるために重要。

長期暦は、1日であるキン、20キンの「月」であるウィナル、18ウィナルの「年」であるトゥン、更に20トゥンを1カトゥン、20カトゥンを1バクトゥンとする単位で構成されている。

20キンチルトゥン=1アラウトゥン(Alautun)=23,040,000,000日=63,081,429年

20カラブトゥン=1キンチルトゥン(K’inchiltun)=1,152,000,000日=3,154,071年

20ピクトゥン=1カラブトゥン(Kalabtun)=57,600,000日=157,704年

20バクトゥン=1ピクトゥン(Piktun)=2,880,000日=7885年

バクトゥン(B’ak’tun)=144000日=約394年

カトゥン(K’atun)=7200日=約19.7年

トゥン(Tun)=360日=約1年

ウィナル(Winal)=20日

キン(K’in)=1日

短期暦

短期暦は13カトゥン(260トゥン)の周期を持ち、その最後の日であるアハウ(王)の日によって名づけられた。

アステカの1のワニに対応する1イミシュの日が周期の最初の日とされ、カトゥン11アハウからカトゥン13アハウまで、数字は11→9→7→5→3→1→12→10→8→6→4→2→13のように変化していく。

13アハウの年の翌日は再び1イミシュになる。

イスラム暦(ヒジュラ暦、ヒジュラ太陰暦)

イスラム暦は純粋な太陰暦で、閏月は用いないため、太陽暦とは1年で約11日、33年で約1年の差が生じます。このため、実際の季節とずれることが多く、太陽暦と併用されることが多い。

9月(ラマダン)は、イスラムの教えにより日の出から日の入りまで食事ができず、断食月とも呼ばれている。
年はヒジュラ紀元で数える。

ヒジュラ年 (AH)=(33(グレゴリオ暦 (CE) -622))/32

グレゴリオ暦 (CE)=622+(32*ヒジュラ暦 (AH) )/33

常用暦 (Arithmetic Islamic Calendar)

月を見ないと判断できないという不便さもあるため、月の満ち欠けを簡略化した常用暦もよく使われます。

常用暦の閏年について、各月の平均は、29.5日と月の満ち欠けより少し短くなるため、30年で11回だけDhul-Hijjah月を30日とします。

これがイスラム常用暦の閏年です。

30年周期のいつを閏年にするかは統一されていませんが、2、5、7、10、13、16、18、21、24、26、29年目などが使われているようです。

1月Muharram(戦いを禁じられた月)30日
2月Safar(略奪のために家をあける月)29日
3月Rabia Awal(春の第1月)30日
4月Rabia Thani(春の第2月)29日
5月Jumaada Awal(第1の大地がかたまる月)30日
6月Jumaada Thani(第2の大地がかたまる月)29日
7月Rajab(戦いを慎む月)30日
8月Sha’ban(戦いをやめる月)29日
9月Ramadan(断食の月、暑さで大地がこげる月)30日
10月Shawwal(ラクダの世話をする月)29日
11月Dhul-Qi’dah(戦いをやめ、家に留まる月)30日
12月Dhul-Hijjah(巡礼の月)29日

アイルランド暦

アイルランド暦には、コリニー暦やケルト暦などがあります。

コリニー暦

コリニー暦は、太陰暦62か月の5年周期を記録する暦。

5年周期は「明るい」週と「暗い」週(または半月周期)に分かれています。
月は上弦の月から始まり、月齢を太陽年に合わせるために2年半ごとに13番目の中間月が追加されます。

ケルト暦

ケルト暦では、5月1日が夏の始まり。
Lá Bealtaine(ロー・ベルティナ)と呼ばれます。

アッシリア暦

アッシリア暦は、太陰暦を採用した暦。

アッシリアでは、毎年、くじやさいころで最高官を決め、その人物の名をその年の名(年号)としていた。

イボ暦

現在のナイジェリアに住むイボ族の伝統的な暦法。

1 年が 13 か月 (afo)、1 か月が 7 週間 (onwa)=28日、1 週間にイボ市場の日が 4 日 (afor、nkwo、eke、orie) (izu) あり、さらに年末の 1 日が含まれています。

イボ市場の日は、各コミュニティに市場を開く日が割り当てられており、暦に組み込まれていた。

イラン暦(ペルシャ暦、ペルシア暦、イラン太陽暦)

イランとアフガニスタンで公式に使用されている太陽暦。

各月の日数は、前半の6か月が31日、それに続く5か月が30日、最後の月は平年は29日(閏年は30日)となります。

名称語源新暦の日付
1ファルヴァルディーン(Farvardīn)フラワシの月3/21-4/20
2オルディーベヘシュト(Ordībehesht)アシャ・ワヒシュタの月4/21-5/21
3ホルダード (Khordād)ハルワタートの月5/22-6/21
4ティール (Tīr)ティシュトリヤの月6/22-7/22
5モルダード (Mordād)アムルタートの月7/23-8/22
6シャハリーヴァル (Shahrīvar)フシャスラ・ワルヤの月8/23-9/22
7メフル (Mehr)ミスラの月9/23-10/22
8アーバーン (Ābān)水神 (アープ、 またはアナーヒター)の月10/23-11/21
9アーザル (Āzar)アータルの月11/22-12/21
10デイ (Dei)創造主 (アフラ・マズダー)の月12/22-1/20
11バフマン (Bahman)ウォフ・マナフの月1/21-2/19
12エスファンド (Esfand)スプンタ・アールマティの月2/20-3/20

インド国定暦

1957年3月22日に導入された太陽暦。インド政府が、当時使用されていた30種類以上のカレンダーを統一するために採用しました。

第2~6月は31日、第7~12月は30日、第1月チャイトラは平年は30日、うるう年は31日からなる。

季節は2か月ずつ、6つに区分される。

季節月名日数1日はグレゴリオ暦で
Caitra30 平年03月22日
Caitra31 うるう年03月21日
Vaiśākha3104月21日
Jyaiṣṭha3105月22日
Āṣāḍha3106月22日
Śrāvaṇa3107月23日
Bhādra3108月23日
Āśvina3009月23日
初冬Kārtika3010月23日
初冬Agrahāyaṇa3011月22日
Pauṣa3012月22日
Māgha3001月21日
Phālguna3002月20日

エチオピア暦

エチオピア暦は、キリスト教エチオピア正教会の祭日や儀礼を軸とする暦。
1年が13か月で、1か月は常に30日で、余った日数を13番目の月に割り当てます。

月名コプト語グレゴリオ暦
による開始日
(1900年3月から
2100年2月まで)
マスカラムトウト (Thout)9月11日
テクムトパオペ (Paopi)10月11日
フダル ハトール (Hathor)11月10日
タフサスコイアック (Koiak)12月10日
トルウトーベ (Tobi)1月9日
ヤカテイトメシル (Meshir)2月8日
マガビットパレムハート (Paremhat)3月10日
ミヤズヤパレムウデ (Paremoude)4月9日
グンボットパションス (Pashons)5月9日
サネパオーネ (Paoni)6月8日
ハムレエペープ (Epip)7月8日
ナハセメソレ (Mesori)8月7日
パグメエパゴメネ (Pi Kogi Enavot)9月6日

クルド暦

クルド暦は、イラクのクルディスタン地域で使用されている暦。
イスラム暦やグレゴリオ暦とともに使用されています。

暦は社会の構造に合わせて、夏と冬の2つの季節に分かれている。

1年は4つの季節に分かれており、1つの季節は12週間、各週は7日間。
夏にあたる月(1-6)は31日、冬にあたる月(7-12)は30日。

これに対する例外は、冬の最後の月であり、閏年として機能するため、
29日から30日の間で変動する。

日数ローマ字表記
131Xakelêwe
231Gułan
331Jozerdan
431Pûşpeř
531Gelawêj
631Xermanan
730Řezber
830Gełařêzan
930Sermawez
1030Befranbar
1130Řêbendan
1229/30Řeşeme

ゲルマン暦

ゲルマン暦は、中世初期にユリウス暦を採用する前に、初期ゲルマン民族によって使用されていた地域暦。

ジャワ暦

ジャワ暦は主に文化的象徴および識別子として使用され、またジャワ島の主要民族、つまりジャワ人、マドゥラ人、スンダ人によって維持されている古代の伝統としても使用されています。ジャワの暦は文化的および精神的な目的で使用されます。

修正ユリウス暦

1923年5月にコンスタンディヌーポリ(コンスタンティノープル)で開かれた公会において、幾つかの正教会の教会に受け入れられたとされる暦。

修正ユリウス暦における置閏法は、4で割り切れる年を閏年。
ただし100で割り切れる年については、更に900で割ったときの余りが200か600である年のみを閏年とし、それ以外は平年とする。

主体暦(人民暦、国民暦)

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で1997年に使用が開始された紀年法。

金日成が生まれた1912年を元年とし、暦法はグレゴリオ暦を採用しています。

タイ太陰暦

タイ太陰暦は、月の満ち欠けの周期を基にした暦で、タイの旧暦。
タイの太陰暦は、人の法定年齢や、3日間の旧正月と伝統的なタイの新年を含む世俗的な休日の日付を決定します。

民間ではタイ太陰暦が、用いられている。

タイ太陽暦

ラーマ5世によって1888年に導入されたタイ王国独自のグレゴリオ暦(太陽暦)。
タイ太陽暦はタイの公式な暦。

日本語月名
1月mokarakhom (モッカラーコッム)
2月kumphaphan (グッムパーパン)
3月minakhom (ミーナーコッム)
4月mesayon (メーサーヨン)
5月phruetsaphakhom (プルックサパーコッム)
6月mithunayon (ミトゥナーヨン)
7月karakadakhom (ガラガダーコッム)
8月singhakhom (シンハーコッム)
9月kanyayon (ガンヤーヨン)
10月tulakhom (トゥラーコッム)
11月phruetsachikayon (プルサチガーヨン)
12月thanwakhom (タンワーコッム)
日本語曜日
日曜日wan athit (ワンアーティット)
月曜日wan jan (ワンチャン)
火曜日wan angkhan (ワンアンカーン)
水曜日wan phut (ワンプット)
木曜日wan pharuehat sabodi (ワンパルハッサボーディー)
金曜日wan suk (ワンスック)
土曜日wan sao (ワンサーオ)

仏暦

お釈迦様が入滅した翌年の紀元前543年を仏滅紀元元年としたものであり、西暦から543を引いたものがタイ暦(仏暦)です。
タイ・カンボジア・ラオスでは、没年を0年とする。

ミャンマーやスリランカでは、ブッダの没年を1年とする。

タミル暦(マラヤーラム暦)

タミル暦は、インド亜大陸のタミル人が使用する恒星太陽暦。
タミル・ナドゥ州やケーララ州などの地域では、太陽周期が重視されています。

タミル暦は、地球から見た太陽の見かけ上の通り道(黄道)を、30度刻みで12等分した12ヶ月で構成されています。

太陽が決められた恒星の座標(白羊宮0度)に戻ってくるサイクル(恒星年)を用います。
現在は、毎年4/14頃が第1月チッティライ月の始まり(=太陽の白羊宮入り)となります。

タミル暦の曜日 (Kiḻamai) は、太陽系の惑星 (太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星) に順番に関連付けられています。週は日曜日から始まります。

1 か月の日数は 29 から 33 まで変化します。

タミル語の暦は太陽暦であるのに対し、サンスクリット語の暦は太陰太陽暦であるため、サンスクリット語の月はタミル語の月よりも数週間早く始まります。

タミル語の 1 年は、古代インドの暦に従って 6 つの季節に分けられ、それぞれの季節は 2 か月続きます。

タミル暦は、60 年周期(ヒンドゥー教の世紀に相当)で、北インドと南インドの両方の伝統的な暦に共通であり、名前も年の流れも同じです。

この周期は、地球に対する空の惑星の位置に関係しています。
2つの主要な惑星、サニ/土星 (太陽を 1 周するのに 30 年かかります) と
ヴィヤン/木星 (太陽を 1 周するのに 12 年かかります) が
60 年後に戻ってくることを意味します。
つまり、同じ位置に来るという意味です。

チベット暦

チベット暦は、密教経典『カーラチャクラ・タントラ(時輪タントラ)』の「世間品」に説かれた暦の体系に基づいた太陰太陽暦。

チベット暦の月は、通常30日のティティ(ツェシュ・ザグ)が終わる平日または自然日(グザまたはニン・ザグ)に終わります。

また、チベット暦には一刻(テュツゥ、2時間)という時間を計る単位もあります。
一刻は5チュツゥ(約24分)に、1チュツゥは60チュサン(約24秒)です。

閏月は約3年毎に挿入されて季節のズレが調節される。

固有の月名はなく、単に一月から十二月までの番号で表される。

曜日読み天体
日曜日サ・ニマ太陽
月曜日サ・ダワ
火曜日サ・ミクマル火星
水曜日サ・ラクパ水星
木曜日サ・プルブ木星
金曜日サ・パサン金星
土曜日サ・ペンパ土星

中国暦

中国の伝統的な暦法は、夏暦(かれき)、農暦(のうれき)、陰暦(いんれき)、旧暦(きゅうれき)など。

中国暦は太陰太陽暦で、月の満ち欠け(太陰暦)と太陽の公転位置(太陽暦)の要素を組み合わせたもの。
古代の中国暦では、大小の月や閏月のおき方が一定していませんでした。

1ヶ月の長さを月の月齢約29.53日を基準に1年における月の配列を太陽の運行を基準に定めている。

ネパール暦(ネワール暦、ネパール・サンバット)

ネパール歴とは、国連に登録されているネパールの公式の暦の事です。
ネパール暦は、中世ネパールで使用されていた太陰暦です。ネワール族が現在も使用しております。

ネパール暦の新年は、西暦の4月です。

ビクラム暦(ヴィクラマ暦)

ビクラム暦は、ネパールや北インドで使われている太陽暦の一種で、紀元前57年が始まりです。西暦の4月半ばが新年とされていますが、年によってズレが生じるため、元日は毎年異なります。

月名読み方新暦
1月バイサーク4月中旬から5月中旬
2月ジェト5月中旬から6月中旬
3月アサール6月中旬から7月中旬
4月サウン7月中旬から8月中旬
5月バドウ8月中旬から9月中旬
6月アソージ9月中旬から10月中旬
7月カーティク10月中旬から11月中旬
8月マンシール11月中旬から12月中旬
9月プース12月中旬から1月中旬
10月マーグ1月中旬から2月中旬
11月ファーグン2月中旬から3月中旬
12月チャイト3月中旬から4月中旬
曜日読み
日曜日アーイタバール
月曜日ソムバール
火曜日マンガルバール
水曜日ブダバール
木曜日ビヒバール
金曜日シュクラバール
土曜日シャニバール

バハーイー暦(バハイ暦)

バハイ教で使用されている太陽暦。

  • 1ヵ月は19日、1年は19ヵ月から成る
  • 太陽暦に合わせるため2月の末に4日間(うるう年には5日間)を加える
  • それぞれの月には創造主の属性を表す名称がつけられている

一日は、西暦のように午前0時を以て始まるのではなく、ユダヤ暦(ユダヤ教)やヒジュラ暦(イスラーム)のように日没を以て始まる。

日と月名称
第1日/第1月バハー(栄光)
第2日/第2月ジャラール(偉大)
第3日/第3月ジャマール(美)
第4日/第4月アザマ(壮大)
第5日/第5月ヌール(光)
第6日/第6月ラフマ(慈悲)
第7日/第7月カリマ(言葉)
第8日/第8月カマール(完全)
第9日/第9月アスマー(名称)
第10日/第10月イッザ(強さ)
第11日/第11月マシーヤ(意志)
第12日/第12月イルム(知識)
第13日/第13月クドラ(力)
第14日/第14月カウル(言辞)
第15日/第15月マサーイル(問題)
第16日/第16月シャラフ(名誉)
第17日/第17月スルターン(主権)
第18日/第18月ムルク(王権)
(追加日)アヤメ・ハ(ハの日)
第19日/第19月アアラー(至高)
曜日名前
土曜日ジャラール(偉大さ)
日曜日ジャマール(美)
月曜日カマール(完全)
火曜日ファザール(優美)
水曜日イダール(正義)
木曜日イスティジュラール(威厳)
金曜日イスティクラール(独立)

バハーイー暦では、19年をワーヒド(アラビア語「一つ」)と呼び、これを一周期とし、それが19回くり返された期間を大周期として、クッリ・シャイ(アラビア語「すべてのもの」)と呼ぶ。

ワーヒド名称意味バハーイー暦西暦
第1ワーヒドアリフ1年 – 19年1844年 – 1862年
第2ワーヒドバー20年 – 38年1863年 – 1881年
第3ワーヒドアブ39年 – 57年1882年 – 1900年
第4ワーヒドダール58年 – 76年1901年 – 1919年
第5ワーヒドバーブ77年 – 95年1920年 – 1938年
第6ワーヒドワーウ96年 – 114年1939年 – 1957年
第7ワーヒドアバド永遠115年 – 133年1958年 – 1976年
第8ワーヒドジャード寛大134年 – 152年1977年 – 1995年
第9ワーヒドバハー栄光153年 – 171年1996年 – 2014年
第10ワーヒドフッブ172年 – 190年2015年 – 2033年
第11ワーヒドバッハージ愉快191年 – 209年2034年 – 2052年
第12ワーヒドジャワーブ答え210年 – 228年2053年 – 2071年
第13ワーヒドアハド唯一229年 – 247年2072年 – 2090年
第14ワーヒドワッハーブ潤沢248年 – 266年2091年 – 2109年
第15ワーヒドウィダード慈愛267年 – 285年2110年 – 2128年
第16ワーヒドバディー始まり286年 – 304年2129年 – 2147年
第17ワーヒドバヒー明るい305年 – 323年2148年 – 2166年
第18ワーヒドアブハー最も明るい324年 – 342年2167年 – 2185年
第19ワーヒドワーヒド単一343年 – 361年2186年 – 2204年

ベルベル暦

ベルベル人が伝統的に使用していた農業暦。
農作業の季節を管理するために使用されます。

ベンガル暦(バングラデシュ暦)

バングラデシュで使用されている民間暦であり、太陰暦です。

名称西暦月日数
ボイシャック月4月~5月31
ジョイシュト月5月~6月31
アシャル月6月~7月31
スラボン月7月~8月31
バッドロ月8月~9月31
アッシン月9月~10月31
カルティク月10月~11月30
オグロハヨン月11月~12月30
ポウシュ月12月~1月30
マーグ月1月~2月30
ファルグン月2月~3月29 / 30
チョイットロ月3月~4月30
季節名称
ボショントカール
グリッショカール
雨季ボルシャカール
ショモットカール
シトゥカール
霜季ヘモントカール

ユダヤ暦

ヘブライ人が作成し使用した太陰太陽暦の一種。

  • 日は夕方、月は新月の日に始まる
  • 春分または秋分が年始で、平年は12か月、閏年は13か月で、閏月を第6月の次に置く
  • 月の初めは朔ではなく、三日月状の細い月が最初に見える日からになる
  • 1日は日の入り(18時)に始まり、日の入りに終わる
  • 新月が見えたときラッパ(角笛)を吹き鳴らして新しい月を知らせていた
  • 19年に7回、メトン周期にもとづいて、閏月を年末にいれていた
  • 現行のユダヤ暦では、西暦1250年以来、ティシュリーの月が新年の開始とされている
古代の暦名称日数西暦月
1アビブの月ニサン(Nisan, Nissan)303月/4月
2ジブの月イヤール(Iyyar)294月/5月
3三月シバン(Siwan, Sivan)305月/6月
4四月タンムーズ(Tammūz)296月/7月
5五月アブ(Abh, Av)307月/8月
6六月エルール(Elul)298月/9月
7エタニムの月ティシュリー(Tishri)309月/10月
8八月マルヘシュヴァン
(Marchešwān, Cheshvan)
29/3010月/11月
9九月キスレーウ
(Kislew, Kislev)
29/3011月/12月
10十月テベット(T‘ebheth)2912月/1月
11十一月シュバット(Šәbhāt‘)301月/2月
12十二月アダル(Adhār, Adar)302月/3月
閏月アダル・シェーニー
(Adhār Šēnī)
ヴァ・アダル
(waAdhār, Veadar)
アダルII
(Adar II)
29
曜日名称
日曜日ヨム・リション
月曜日ヨム・シェニー
火曜日ヨム・シリシー
水曜日ヨム・レビイー
木曜日ヨム・ハミシー
金曜日ヨム・シシー
土曜日ヨム・シャバット

ユリウス暦

ユリウス暦は、太陽の周りを周回する地球の動き(太陽暦)に基づいて日付を決定する暦法。
1年を365.25日とし、4年に1回の閏年を置きます。

ユリウス暦には、1年が太陽年より11分14秒長いという欠点がありました。
この数分と数秒が何世紀にもわたって蓄積され、キリスト教の祭事を定める基準が太陽年と合わなくなってしまいました。

365(日)+ 1/4(日) = 365.25(日) (1年間の平均日数(平均年))

ルーン暦

ルーン暦とは、キリスト教導入以前から存在した天体運行に関する知識をルーン文字で木製の棒に刻んだもの。

アステカ暦(Aztec calendar)(メシカ暦)

中央メキシコのアステカ人が使用していた暦。
メソアメリカの暦の1つで、古代メソポタミア文明の基本構造を共有しています。

アステカ暦は、1日を単位として長い時間を年、月、日によって数える体系です。
その体系を構成する暦法、またはそれを記載した暦表、暦書を指すこともあります。

トナルポワリ

トナルポワリは、260日周期で構成。
毎日1から13の間の数字と、20日分の記号のうち1つの組み合わせで日月の経過を表す。

太陽の出入に応じて、数字と記号の両方をそれぞれ1進める。

シウポワリ

年、月を用いて、日月の経過を測定する暦。
1年間は360日間の「有名の日」と、5日間の「無名の日」で構成されている。
後者の「余分な」日は不運であると考えられていた。

+その年は20日の18の期間に分割され、時にはユリウス暦の月と比較された。「

エジプト暦(シリウス暦、デカン暦)

古代エジプトで紀元前3000年頃に作られた太陽暦。
シリウス暦では、天の赤道を36のデカン(星座)に分け、その中を動く太陽をみて1年を定めました。
シリウスは1つのデカンであるため、デカン暦とも呼ばれます。

シリウスは地上から見える最も明るい恒星で、当時は夏至の時期に太陽と同じ東の空に、日の出の直前に出現していました。シリウスがあらわれた日を新年としており、1年は365日でした。

エジプト暦では、年は移動年であるため、季節はしだいにずれていきます。
1461暦年は1460シリウス年に等しく、季節は1461移動年で元に戻ります。

エノク暦

『第一エノク書』の暦は、完全な太陽暦ではなく太陰太陽暦に近いと言われています。

古代ギリシア暦

古代ギリシアで使用されていた太陰太陽暦。
閏月を挿入することで季節のズレを調節する置閏法を採用しています。

当初は2年に1回の閏月を挿入する単純な暦法でしたが、後に8年間のうち3、5、8年目に閏月を挿入する八年法に変わったと言われています。

各月は月の満ち欠けをもとしており、原則として29日または30日からなります。

アッティカ暦

古代ギリシアの都市国家アテナイで使用されていた暦法。
太陰太陽暦で、1年は354日で太陽暦より約11日短くなっています。

このずれを解消するため、メトン周期に基づいて約3年に一度閏月を挿入している。

名称
7月ヘカトンバイオーン(Ἑκατομβαιών)
8月メタゲイトニオーン(Μεταγειτνιών)
9月ボエードロミオーン(Βοηδρομιών)
10月ピュアノプシオーン(Πυανεψιών)
11月マイマクテーリオーン(Μαιμακτηριών)
12月ポセイデオーン(Ποσειδεών)
1月ガメーリオーン(Γαμηλιών)
2月アンテステーリオーン(Ἀνθεστηριών)
3月エラペーボーリオーン(Ἑλαφηβολιών)
4月ムーニキオーン(Μουνιχιών)
5月タルゲーリオーン(Θαργηλιών)
6月スキロポリオーン(Σκιροφοριών)
季節
夏(Θέρος)ヘカトムバイオン(Ἑκατομβαιών)
メタゲイトニオン(Μεταγειτνιών)
秋(Φθινόπωρον)ピャネプシオン(Πυανεψιών)
マイマクテリ(Μαιμακτηριών)
ポセイドン(Ποσειδεών)
冬(Χεῖμα)ガミリオン(Γαμηλιών)
アンテステーリオーン(Ἀνθεστηριών)
エラペーボーリオーン(Ἑλαφηβολιών)
Mounuchiōn(Μουνυχιών)タルゲーリオーン(Θαργηλιών)
スキロポリオーン(Σκιροφοριών)

デルポイ暦

奴隷解放の碑文の多くが刻印されていたことから特に重要視されている暦。

古代ギリシャの暦は太陰太陽暦で、当初は2年に1度の閏月を挿入する単純な暦法でした。
その後、8年間のうち3、5、8年目に閏月を挿入する八年法に変わったとされています。

ブーカティス(Βουκάτιος)
ヘーライオス(Ἡραίος)
アペライオス(Ἀπελλαίος)
ダダポリオス(Δαδαφόριος)
ポイトュロピオス(Ποιτρόπιος)
ブシオス(Βύσιος)
アルテミシオス(Ἀρτεμίσιος)
ヘーラクレイオス(Ἡράκλειος)
ボアトオス(Βοαθόος)
イライオス(Ιλαίος)
テオクセニイオス(Θεοξένιος)

ラコニア暦

古代ギリシャで使用されていた太陰太陽暦。

名称
9月パナモス(Πάναμος)
10月ヘーラシオス(Ἡράσιος)
11月アペライオス(Ἀπελλαίος)
12月ディオストュオス(Διόσθυος)
1月
2月エレウシニオス(Ελευσίνιος)
3月ゲラシティオス(Γεράστιος)
4月アルテミシオス(Ἀρτεμίσιος)
5月デルピニオス(Δελφίνιος)
6月ピレイアシオス(Φλειάσιος)
7月ヘラトムベウス(Ἑκατομβεύς)
8月カルネイオス(Κάρνειος)

古代マケドニア暦

紀元前1千年紀の古代マケドニアで使用されていた太陰太陽暦。

名称
10月ディオス(Δίος)
11月アペライオス(Ἀπελλαῖος)
12月アウドゥナイオス(Αὐδυναῖος or Αὐδναῖος)
1月ペリティオス(Περίτιος)
2月ドュストュロス(Δύστρος)
3月クサウディコス or クサウティコス
(Ξανδικός or Ξανθικός)
4月アルテミシオス or アルタミティオス
(Ἀρτεμίσιος or Ἀρταμίτιος)
5月ダイシオス(Δαίσιος)
6月パネーモス or パナモス
(Πάνημος or Πάναμος)
7月ローイオス(Λώιος)
8月ゴルピアイオス(Γορπιαῖος)
9月ヒュペルベレタイオス(Ὑπερβερεταῖος)

ヘレニズム暦

ヘレニズム時代の暦。

コリニー暦

コリニー暦は、紀元2世紀にローマのガリアで作られた青銅板に刻まれたカレンダー。

毎年12の太陰月で構成される太陰太陽暦の5年周期を表しています。
中間月は2.5年ごとに挿入されます。

バビロニア暦(バビロン暦)

メソポタミア文明の太陰太陽暦。
紀元前30世紀後半頃から使用され、シュメールのウル第三王朝のシュルギ王(紀元前21世紀)が定めたウンマ暦を起源としています。

年の始まりは春分頃の新月の日を起点とする1月(ニサヌ月)
平年は12ヵ月(354日)、閏年は13ヵ月で太陽年に一致させる
1日は日没時に始まり、新月後初めて月が姿を現す日から新たな1月が始まる
1ヵ月30日のうち、1、7、15、29の各日がとくに重視され、神々には供物がささげられる
新月から数えて7日目ごとの日は「聖なる日」として祝われるが、「邪悪な日」とも呼ばれる

名称星座グレゴリオ暦
1ニサンヌ(Araḫ Nisānu)豊穣の神ベル牡羊座(Agru)3月 / 4月
2アル(Araḫ Āru)知識の神エンキ(エア)牡牛座(Gu)4月 / 5月
3シマヌ(Araḫ Simanu)月神シン双子座(Maštaba)5月 / 6月
4ドゥムズ(Araḫ Dumuzu)羊飼いの神タンムーズかに座(Alluttu)6月 / 7月
5アブ(Araḫ Abu)獅子座(Nēšu)7月 / 8月
6ウルル(Araḫ Ulūlu)女神イシュタル乙女座(Sisinnu)8月 / 9月
7ティスリトゥム(Araḫ Tišritum)太陽神シャマシュてんびん座(Zibānītu)9月 / 10月
8サムヌ(Araḫ Samnu)創造神マルドゥクさそり座(Zuqaqīpu)10月 / 11月
9キスリム(Araḫ Kislimu)戦いの神ネルガル射手座(Pabilsag)11月 / 12月
10テベトゥム(Araḫ Ṭebētum)伝令の神パプスッカル山羊座(Suḫurmāšu)12月 / 1月
11サバトゥ(Araḫ Šabaṭu)天候の神アダド水がめ座(Gula)1月 / 2月
12アダル/アッダル
(Araḫ Addaru / Adār)
破壊の神エッラ(英語版)魚座(Zibbātu)2月 / 3月
13マカルサ・アッダリ
(Araḫ Makaruša Addari)
or
アッダル・アルク
(Araḫ Addaru Arku)
アッシリアの神アッシュール
季節
始期(Reš Šatti)1,2,3,4
中期(Mišil Šatti)5,6,7,8
終期(Qīt Šatti)9,10,11,12
閏月13

ファシスト暦(Era Fascista)

ファシスト党政権時代のイタリア王国で使用されていた紀年法。
ファシスト暦は、"Anno XIX" や “A. XIX"(ファシスト暦19年)、または “E.F. " と表記される場合もあります。

フィレンツェ暦

1749年までフィレンツェで新年とされていた3月25日を基準とした暦です。

フランス革命暦(フランス共和暦)

フランス革命の際に国民公会が制定した暦です。
フランスとその衛星国で使われた独自の暦法。
ただし、フランス本国では共和暦と呼ばれることのほうが多い。

原則として十進法を用いていて、各月を平等としたのが特徴。

秋は -aire, 冬は -ôse, 春は -al, 夏は -idor と季節ごとに脚韻を踏んでいる。

季節月名グレゴリオ暦
1Vendémiaire ヴァンデミエール(葡萄月)9月22,23,24日~
2Brumaire ブリュメール(霧月)10月22,23,24日~
3Frimaire フリメール(霜月)11月21,22,23日~
4Nivôse ニヴォーズ(雪月)12月21,22,23日~
5Pluviôse プリュヴィオーズ(雨月)1月20,21,22日~
6Ventôse ヴァントーズ(風月)2月19,20,21日~
7Germinal ジェルミナール(芽月)3月20,21日~
8Floréal フロレアール(花月)4月20,21日~
9Prairial プレリアール(牧月)5月20,21日~
10Messidor メスィドール(収穫月)6月19,20日
11Thermidor テルミドール(熱月)7月19,20日~
12Fructidor フリュクティドール(実月)8月18,19日~

Vendémiaire(葡萄月)Brumaire(霧月)Frimaire(霜月)
1Raisin(ブドウ)Pomme(リンゴ)Raiponce(沙参)
2Safran(サフラン)Céleri(セロリ)Turneps(マンゲルワーゼル)
3Châtaigne(クリ)Poire(ナシ)Chicorée(チコリ)
4Colchique(イヌサフラン)Betterave(甜菜)Nèfle(セイヨウカリン)
5Cheval(ウマ)Oie(ガチョウ)Cochon(豚)
6Balsamine(ツリフネソウ)Héliotrope(ヘリオトロープ)Mâche(ノヂシャ)
7Carotte(ニンジン)Figue(イチジク)Chou-fleur(カリフラワー)
8Amaranthe(アマランサス)Scorsonère(フタナミソウ)Miel(蜂蜜)
9Panais(パースニップ)Alisier(ナナカマド)Genièvre(セイヨウネズ)
10Cuve(桶)Charrue(プラウ)Pioche(つるはし)
11Pomme de terre(ジャガイモ)Salsifis(バラモンジン)Cire(蝋)
12Immortelle(ムギワラギク)Macre(ヒシ)Raifort(セイヨウワサビ)
13Potiron(西洋カボチャ)Topinambour(キクイモ)Cèdre(ヒマラヤスギ)
14Réséda(モクセイソウ)Endive(エンダイブ)Sapin(樅)
15Âne(ロバ)Dindon(シチメンチョウ)Chevreuil(ノロジカ)
16Belle de nuit(オシロイバナ)Chervis(ムカゴニンジン)Ajonc(ハリエニシダ)
17Citrouille(カボチャ)Cresson(クレソン)Cyprès(イトスギ)
18Sarrasin(ソバ)Dentelaire(ルリマツリ)Lierre(ツタ)
19Tournesol(ヒマワリ)Grenade(ザクロ)Sabine(サビナ)
20Pressoir(搾汁機)Herse(馬鍬)Hoyau(鍬)
21Chanvre(アサ)Bacchante(ハマベノキ)Erable sucré(サトウカエデ)
22Pêche(モモ)Azerole(アセロラ)Bruyère(ヒース)
23Navet(カブ)Garance(セイヨウアカネ)Roseau(葦)
24Amarillis(アマリリス)Orange(オレンジ)Oseille(スイバ)
25Bœuf(ウシ)Faisan(キジ)Grillon(コオロギ)
26Aubergine(ナス)Pistache(ピスタチオ)Pignon(カサマツ)
27Piment(唐辛子)Mahjonc(キュウコンエンドウ)Liège(コルク)
28Tomate(トマト)Coing(マルメロ)Truffe(トリュフ)
29Orge(大麦)Cormier(オウシュウナナカマド)Olive(オリーヴ)
30Tonneau(ワイン樽)Rouleau(農業用ローラー)Pelle(シャベル)

Nivôse(雪月)Pluviôse(雨月)Ventôse(風月)
1Tourbe(泥炭)Lauréole(ローレルジンチョウゲ)Tussilage(フキタンポポ)
2Houille(石炭)Mousse(苔)Cornouiller(ミズキ)
3Bitume(瀝青)Fragon(梛筏)Violier(紫羅欄花)
4Soufre(硫黄)Perce-neige(スノードロップ)Troène(イボタノキ)
5Chien(犬)Taureau(雄牛)Bouc(雄ヤギ)
6Lave(溶岩)Laurier-tin(ビバーナム・ティヌス)Asaret(カンアオイ)
7Terre végétale(腐植土)Amadouvier(ツリガネタケ)Alaterne(セイヨウイソノキ)
8Fumier(堆肥)Mézéréon(セイヨウオニシバリ)Violette(スミレ)
9Salpêtre(硝石)Peuplier(ポプラ)Marceau(山猫柳)
10Fléau(殻竿)Coignée(斧)Bêche(鋤)
11Granit(花崗岩)Ellébore(ヘレボルス)Narcisse(水仙)
12Argile(粘土)Brocoli(ブロッコリー)Orme(ニレ)
13Ardoise(粘板岩)Laurier(月桂樹)Fumeterre(唐草華鬘)
14Grès(砂岩)Avelinier(セイヨウハシバミ)Vélar(エリシマム)
15Lapin(ウサギ)Vache(雌牛)Chèvre(ヤギ)
16Silex(燧石)Buis(ツゲ)Épinard(ホウレンソウ)
17Marne(泥灰土)Lichen(地衣類)Doronic(ドロニクム)
18Pierre à chaux(石灰石)If(イチイ)Mouron(ルリハコベ)
19Marbre(大理石)Pulmonaire(ヒメムラサキ)Cerfeuil(チャービル)
20Van(唐箕)Serpette(小鉈鎌)Cordeau(紐)
21Pierre à plâtre(石膏)Thlaspi(グンバイナズナ)Mandragore(マンドラゴラ)
22Sel(塩)Thimele(ダフネ・グニディウム)Persil(パセリ)
23Fer(鉄)Chiendent(シバムギ)Cochiéaria(友知草)
24Cuivre(銅)Traînasse(ミチヤナギ)Pâquerette(ヒナギク)
25Chat(猫)Lièvre(野ウサギ)Thon(マグロ)
26Etain(錫)Guède(細葉大青)Pissenlit(セイヨウタンポポ)
27Plomb(鉛)Noisetier(ハシバミ)Sylve(ヤブイチゲ)
28Zinc(亜鉛)Cyclamen(シクラメン)Capillaire(ホウライシダ)
29Mercure(水銀)Chélidoine(クサノオウ)Frêne(セイヨウトネリコ)
30Crible(篩)Traîneau(橇)Plantoir(苗挿し)

Germinal(芽月)Floréal(花月)Prairial(牧月)
1Primevère(桜草)Rose(バラ)Luzerne(アルファルファ)
2Platane(プラタナス)Chêne(樫)Hémérocalle(萱草)
3Asperge(アスパラガス)Fougère(シダ)Trèfle(クローバー)
4Tulipe(チューリップ)Aubépine(サンザシ)Angélique(セイヨウトウキ)
5Poule(雌鳥)Rossignol(サヨナキドリ)Canard(鴨)
6Bette(フダンソウ)Ancolie(オダマキ)Mélisse(レモンバーム)
7Bouleau(カバノキ)Muguet(スズラン)Fromental(オオカニツリ)
8Jonquille(キズイセン)Champignon(キノコ)Martagon(マルタゴンリリー)
9Aulne(ハンノキ)Hyacinthe(ヒヤシンス)Serpolet(洋種伊吹麝香草)
10Greffoir(接木ナイフ)Râteau(熊手)Faux(大鎌)
11Pervenche(ツルニチニチソウ)Rhubarbe(ルバーブ)Fraise(イチゴ)
12Charme(クマシデ)Sainfoin(イガマメ)Bétoine(カッコウチョロギ)
13Morille(アミガサタケ)Bâton-d’or(エリシマム)Pois(エンドウ)
14Hêtre(ブナ)Chamerops(チャボトウジュロ)Acacia(アカシア)
15Abeille(ミツバチ)Ver à soie(蚕)Caille(ウズラ)
16Laitue(レタス)Consoude(ヒレハリソウ)Œillet(カーネーション)
17Mélèze(ヨーロッパカラマツ)Pimprenelle(サラダバーネット)Sureau(ニワトコ)
18Ciguë(ドクニンジン)Corbeille d’or(イワナズナ)Pavot(ケシ)
19Radis(ハツカダイコン)Arroche(ヤマホウレンソウ)Tilleul(菩提樹)
20Ruche(巣箱)Sarcloir(草削り)Fourche(ピッチフォーク)
21Gainier(ハナズオウ)Statice(ハマカンザシ)Barbeau(矢車菊)
22Romaine(ロメインレタス)Fritillaire(バイモ)Camomille(カモミール)
23Marronnier(マロニエ)Bourrache(ルリジサ)Chèvrefeuille(スイカズラ)
24Roquette(ルッコラ)Valériane(セイヨウカノコソウ)Caille-lait(八重葎)
25Pigeon(鳩)Carpe(鯉)Tanche(テンチ)
26Lilas(ライラック)Fusain(マユミ)Jasmin(ジャスミン)
27Anémone(アネモネ)Civette(アサツキ)Verveine(香水木)
28Pensée(パンジー)Buglosse(アルカネット)Thym(タチジャコウソウ)
29Myrtille(ブルーベリー)Sénevé(クロガラシ)Pivoine(牡丹)
30Couvoir(孵卵器)Houlette(牧杖)Chariot(荷車)

Messidor(収穫月)Thermidor(熱月)Fructidor(実月)
1Seigle(ライ麦)Épeautre(スペルト小麦)Prune(プラム)
2Avoine(燕麦)Bouillon-blanc(ビロードモウズイカ)Millet(キビ)
3Oignon(タマネギ)Melon(メロン)Lycoperdon(ホコリタケ)
4Véronique(クワガタソウ)Ivraie(ドクムギ)Escourgeon(六条大麦)
5Mulet(ラバ)Bélier(雄羊)Saumon(鮭)
6Romarin(ローズマリー)Prêle(スギナ)Tubéreuse(月下香)
7Concombre(キュウリ)Armoise(ヨモギ)Sucrion(二条大麦)
8Échalote(エシャロット)Carthame(ベニバナ)Apocyn(キョウチクトウ)
9Absinthe(ニガヨモギ)Mûre(クロイチゴ)Réglisse(スペイン甘草)
10Faucille(鎌)Arrosoir(じょうろ)Echelle(梯子)
11Coriandre(コリアンダー)Panic(キビ)Pastèque(スイカ)
12Artichaut(アーティチョーク)Salicorne(アッケシソウ)Fenouil(茴香)
13Girofle(丁子の木)Abricot(アンズ)Épine vinette(セイヨウメギ)
14Lavande(ラベンダー)Basilic(バジル)Noix(クルミ)
15Chamois(シャモア)Brebis(雌羊)Truite(鱒)
16Tabac(タバコ)Guimauve(ウスベニタチアオイ)Citron(レモン)
17Groseille(赤スグリ)Lin(亜麻)Cardère(チーゼル)
18Gesse(連理草)Amande(アーモンド)Nerprun(クロウメモドキ)
19Cerise(サクランボ)Gentiane(リンドウ)Tagette(マリーゴールド)
20Parc(公園)Écluse(水門)Hotte(背負い籠)
21Menthe(ミント)Carline(アザミ)Églantier(野ばら)
22Cumin(クミン)Câprier(西洋風蝶木)Noisette(ヘーゼルナッツ)
23Haricot(インゲンマメ)Lentille(レンズマメ)Houblon(ホップ)
24Orcanète(アルカンナ)Aunée(オグルマ)Sorgho(モロコシ)
25Pintade(ホロホロチョウ)Loutre(カワウソ)Écrevisse(ザリガニ)
26Sauge(薬用サルビア)Myrte(銀梅花)Bigarade(橙)
27Aïl(ニンニク)Colza(セイヨウアブラナ)Verged’or(アキノキリンソウ)
28Vesce(ソラマメ)Lupin(ルピナス)Maïs(トウモロコシ)
29Blé(小麦)Coton(綿)Marron(栗)
30Chalémie(ショーム)Moulin(風車)Panier(籠)

年末の休日

年末の休日名グレゴリオ暦
La Fête de la Vertu(美徳の日)9月17,18日
La Fête du Génie(才能の日)9月18,19日
La Fête du Travail(勤労の日)9月19,20日
La Fête de l’Opinion(意見の日)9月20,21日
La Fête des Récompenses(報酬の日)9月21,22日
La Fête de la Révolution(革命の日)9月22,23日 (閏年のみ)

曜日

「-di」は英語の「day(日)」を意味する。フランス語の現在の曜日にもついてます。(月曜日…Lundi、等)

曜日名称該当日
一曜日(いちようび)primidi毎月1,11,21日
二曜日(にようび)duodi毎月2,12,22日
三曜日(さんようび)tridi毎月3,13,23日
四曜日(よんようび)quartidi毎月4,14,24日
五曜日(ごようび)quintidi毎月5,15,25日
六曜日(ろくようび)sextidi毎月6,16,26日
七曜日(しちようび)septidi毎月7,17,27日
八曜日(はちようび)octidi毎月8,18,28日
九曜日(きゅうようび)nonidi毎月9,19,29日
十曜日(じゅうようび)décadi毎月10,20,30日

メソアメリカ暦

メソアメリカで紀元前から広く行われていた260日と365日の2つの暦。

ローマ暦

古代ローマで使用されていた暦法。

ロムルス暦

最初期のローマ暦。
この暦法は、ローマを建国したとされる王ロームルスの名をとり制定された。
この暦には29ないし31日からなる月が10個置かれ、現在の3月にあたる月から始まり12月で終わっていた。

名称日数由来現在該当する月
マルティウス(Martius)31日軍神マルスの月3月
アプリーリス(Aprīlis)30日美の女神ウェヌスの月4月
マーイウス(Māius)31日豊穣の女神マイアの月5月
ユーニウス(Jūnius)30日結婚生活を守護する女神ユーノーの月6月
クィーンティーリス(Quīntīlis)31日quīntus(5番目の月)7月
セクスティーリス(Sextīlis)30日sextus(6番目の月)8月
セプテンベル(September)30日septem(7の月)9月
オクトーベル(Octōber)31日octo(8の月)10月
ノウェンベル(November)30日novem(9の月)11月
デケンベル(December)30日decem(10の月)12月

ヌマ暦

紀元前713年に王ヌマ・ポンピリウスが冬の期間に2ヶ月を加えて、一年を12ヶ月とし、合計日数は355日としました。

名称日数由来現在該当する月
マルティウス(Martius)31日軍神マルスの月3月
アプリーリス(Aprīlis)29日美の女神ウェヌスの月4月
マーイウス(Māius)31日豊穣の女神マイアの月5月
ユーニウス(Jūnius)29日結婚生活を守護する女神ユーノーの月6月
クィーンティーリス(Quīntīlis)31日quīntus(5番目の月)7月
セクスティーリス(Sextīlis)29日sextus(6番目の月)8月
セプテンベル(September)29日septem(7の月)9月
オクトーベル(Octōber)31日octo(8の月)10月
ノウェンベル(November)29日novem(9の月)11月
デケンベル(December)29日decem(10の月)12月
ヤーヌアーリウス
(Ianuarius / Jānuārius)
29日物事の初めと終わりを司る境界と時間の神ヤヌスの月1月
フェブルアーリウス(Februārius)28日/23日(閏年)浄罪と贖罪の神フェブルスの月2月
メルケディヌス(Mercedinus)27日または28日(閏年)ラテン語のmerces(賃金の意)より。(閏2月)
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雑学

Posted by Hiro先生