【類似毒草】行者にんにくに似ている毒草:コバイケイソウ
充実様です♪
今回は、行者にんにくに似ている毒草の
コバイケイソウについてお話していきたいと思います。
コバイケイソウとはどんな植物なのか?
▼それはこんな感じの姿をしています。
このコバイケイソウもパッと見、
行者にんにくと全然似てないから
間違うことなんてないでしょ!
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このコバイケイソウもまた
芽が出てきた小さい時は、行者にんにくと似ている毒草なのです。
ユリ科シュロソウ属の多年生の植物で、
中部地方以北から北海道に分布していて、
山地から亜高山の草地や湿地のような
比較的湿気の多いところに自生しています。
学名:Veratrum stamineum Maxim.
大型で、高さは1mほどに成長します。
6月から8月に穂の先に白い花をつけます。
花茎の先端部は両性花で、
横に伸びる花は雄花となっています。
群生することが多く、
初夏の山を代表する花の一つです。
光沢があり、硬く葉脈がはっきりとした
長楕円形の葉が互生しています。
有毒で、全草にプロトベラトリン等の
アルカロイド系の毒成分を持っています。
誤食すると嘔吐や痙攣を起こし、
血管拡張による血圧降下を経て、
重篤な場合は、死に至ります。
大きい時は間違えることはないですが
若芽は山菜のオオバギボウシや
ノカンゾウの若芽に似ており、
行者にんにくにもぱっと見、似ていますので
特に初心者の方は十分気を付けてください。
やはり、収穫する前は
匂いを嗅いでみることで
見分けることが容易となります。
コバイケイソウも誤食による食中毒が毎年のように
発生しているため注意が必要です。
十分注意してください。