【類似毒草】行者にんにくと間違えやすい毒草のバイケイソウ
充実様です♪
今回は行者にんにくと間違えやすい毒草
バイケイソウについて語っていきたいと思います。
バイケイソウとはどんな植物なのか?
▼イメージはこんな感じです。
こんなの行者にんにくと間違えるわけないじゃんと
思われる方もいるかと思いますが
芽が出たばかりの頃に間違える方もいるようなので
十分気を付けてください。
ユリ科シュロソウ属に属する多年草の高山植物で
APG植物分類体系では、
ユリ目メランチウム科に分類されます。
学名:Veratrum album L. subsp. oxysepalum
英名:False Helleborine
花がウメ、葉がケイランに似ていることからこの名がつけられたようです。
ヨーロッパ、北アフリカ、シベリア、東アジア、
アリューシャン列島、アラスカ州のスワード半島に分布しています。
日本では高地の湿地帯などに自生し、
6月から8月に2cmほどの緑白色の花を
房状につけます。
そして、開花期には、草丈が1mを超えるほど大きくなります。
ジエルビン、ベラトリン、プロトベラトミンなどの
アルカロイドを含んでいます。
根茎は白藜蘆根(びゃくりろこん)と呼ばれていて
血圧降下剤として用いられていたようですが、
催吐作用や強い毒性があるため
現在では用いられません。
また、東雲草(しののめそう)の名で
殺虫剤としても使われていました。
芽生えの姿が、山菜のオオバギボウシ(ウルイ)や
行者にんにくとよく似ているため、
毎年のように誤食して中毒になる事例があります。
重症例では血圧低下から意識喪失し死亡する場合もあります。
行者にんにくと間違えないように十分注意してください。
見分け方として
目で見るだけではなく、
匂いを嗅いでみることで
間違えることはなくなりますので
試してみてください。