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川真珠貝(カワシンジュガイ)とは??

2011年8月20日基本情報

川真珠貝(カワシンジュガイ)は、
千島列島・北海道・本州;シベリア・サハリンあたりの
冷たい綺麗な川に生息しています。
氷河時代にシベリア方面から
日本に分布をひろげ、
その後取り残された北方系の遺存種と
考えられているみたいです。
全北区を中心に分布していて、
日本が分布の南限になります。
名前の由来は、昔、ヨーロッパで近縁種から
真珠を採取していたので、
この名がついたとされます。
貝殻の長さは大きいものだと
10cm、幅は4cmに対して
厚さは6cm以上にもなりますが、
そのクラスのサイズの貝は希少で
北海道で自分が確認している貝は
4cm~6cm位が一般的です。
貝殻の外側表面は黒褐色~黒色で、
内側はややピンク色がかった
強い真珠光沢があります。
河川の渓流部に生息していて、
冷たく清らかな水を好みます。
砂底に体を立てて水中のプランクトンなどを
捕食しています。
幼生はイワナやヤマメなど魚類の
エラやヒレに付着し、
これらとともに移動します。
成長が非常に遅く、
寿命が長いといわれています。
かつて、日本海側を中心に、
山間の渓流域にどこにでもいる二枚貝でしたが、
河川改修やダムの開発により
その数を減らし続けています。
特に分布南限の西日本各地で地域的な絶滅が伝えられ、
このままのペースで減り続けると、
絶滅する危険があると言われております。
現在、絶滅危惧II類(VU)に分類されています。
又一部地域では天然記念物として保護されています。

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